記念誌の価格は紙の質によって変動!どんな紙が選ばれるの?
本文部分に使われる紙の例
記念誌の本文部分に使われる紙は、主体が写真か文字なのかで異なります。色や写真をきれいに見せたい時は光沢のあるコート紙や、しっとりとした質感のマットコート紙がいいでしょう。
文字が主体の場合は上質紙と書籍用紙がおすすめです。上質紙は光沢のない白色紙で最もポピュラーです。書籍用紙は上質紙より若干クリーム色がかっており、上質紙より長持ちします。
表紙部分に使われる紙の例
表紙部分に使われる紙は、記念誌としての品格と丈夫さを考慮するとある程度厚みのある紙が適しています。表紙をカラー印刷にしたい場合はアートポストがよく使われます。厚手の光沢紙で、色を鮮やかに再現できるのでカラー印刷の表紙に向いています。
表紙がモノクロ印刷でシンプルな場合は上質紙に色が付いた色上質紙や、表面に凹凸があり重厚な風合いのレザック66が適しています。
見返し部分に使われる紙の例
見返しとは表紙カバーの裏に紙を貼り、表紙を補強して装飾性を高める加工のことです。風格のある年史や記念誌の表紙をめくると本文との間に何も印刷されていない紙が1、2枚挿入されていることがありますが、それが見返しです。
見返し部分には上質紙や色上質紙が使われます。表紙のデザインや色、本文の雰囲気に合った紙の色を選びましょう。
予算と理想を擦り合わせながら紙を選びましょう
印刷用紙は記念誌の仕上がりや品質に大きな影響を及ぼします。記念誌制作において、予算と理想を擦り合わせながら紙を選びましょう。
同じ種類の紙でも厚み(K)の大小で質感が変わることもあります。厚みの数字が小さいほど紙は薄くなる傾向があります。薄くて持ち運びしやすい記念誌を作りたい時は、紙の厚みにも注意を払ってください。