記念誌制作における依頼から完成までの大まかな流れは?
自分たちのプロジェクトチームの整備と業者への依頼
記念誌制作における大まかな流れを見てみましょう。まず実務を担当するのに必要な人材を、総務・広報・企画部などから確保し、5、6人ぐらいのプロジェクトチームを整備します。
記念誌の体裁や発行部数、サイズ、製本方法などを決めてから複数業者へ見積もりを出してもらいます。見積もりを依頼する時は、予算や記念誌のイメージを明確に伝えましょう。
資料集めをしながら企画の中身も相談
制作会社と二人三脚で制作を進めていくことになりますが、スケジュールを作り、管理するのはプロジェクトチームの仕事です。
チームが最初に取り組むのは社内外から必要な資料を集めることです。記念誌に掲載していい資料なのかを判断するのはチームの役目。企画の内容に適した資料かどうかを業者と相談しながら進めていきます。
本編の執筆と製本デザイン
誰に書いてもらうかどうかも記念誌の出来栄えを左右するため、執筆者の人選は慎重に行いましょう。プロのライターや制作会社にお願いする時は、自社の資料を事前に手渡す必要があります。
原稿の校閲・校正などの編集作業が終わると、ページごとのデザインやレイアウトなどに取り掛かります。原稿が遅れたりすることのないよう、スケジュールの進捗に目を光らせます。
最後は業者が製本して完成
最後は業者が製本して完成となります。十分に時間的余裕を取っていたにもかかわらず、原稿が締め切りに間に合わなかったために編集作業が遅れ、その結果印刷コストが割高になることもあるので、スケジュール管理はしっかり行いましょう。
色合わせを調整するために行う刷り出しチェックにプロジェクトのメンバーが立ち会うこともあります。