記念誌の質感を左右する「冊子・本の綴じ方」の種類をご紹介!
安く上がる中綴じと平綴じ
中綴じは、中心で二つ折りした紙を重ねてホッチキスで綴じる方法です。根元まで開くのが特徴で見開きがある記念誌に向いています。平綴じは、冊子の背より約5mmの部分をホッチキスで表面から綴じる方法です。丈夫ですが本の根元いっぱいまで開けません。
いずれもホッチキスで綴じるため、安く早く仕上がるのが特徴です。
よく使われる無線綴じ
無線綴じは、背の部分に接着剤を塗り、表紙を貼り付け、本文を表紙で包むように綴じる方法です。10ページから400ページぐらいの冊子に対応でき、記念誌制作にはよく使われます。
記念誌にある程度の厚みがあれば、背表紙にタイトルを入れることもできます。記念誌のほか、文集、論文、教材などページ数が多い冊子向きです。
カバーと紙を糸でつなぎとめる糸かがり
糸かがりは、一本の糸で本の背を縫うように綴じる伝統な技法で、社史などの上製本(ハードカバー)によく使われます。綴じた部分まで開くことができるのが特徴です。
背の部分に接着剤を塗って綴じただけの無線綴じに比べると時間が掛かりますが、丈夫な仕上がりになるため、記念誌や辞書などのある程度の厚みがある本に適しています。
カバーと紙をより強くつなぎとめるミシン綴じ
ミシン綴じは、業務用ミシンを使って、二つ折りした冊子の中心を糸で綴じる製本方法です。預金通帳、大学ノートや絵本などに用いられています。
表紙カバーと紙をミシンでより強くつなぎとめるもので、安く早く仕上がります。厚みに制限があるため、比較的ページ数の少ない記念誌に向いています。1目盛りの長さを変えることで、違った印象になります。